人への依存心を抑える。

私達は自身の欲求にともない、人や物事に依存していることがあります。過ぎた依存については社会問題となるような依存症・アディクション(嗜癖)があります。わかりやすいものでは、ギャンブルやアルコールなどへの依存があります。最近ではゲームやSNSなどもあるでしょう。それらの原因は、何らかの自分の欲求が満たされない、ストレス時における逃避や転嫁行動から生じるものが多いようです。このようにわかりやすい原因であれば、セルフチェックもしやすいかと思いますが、対人への依存についてはなかなか気づかず、相手に求める欲求が過ぎて、良好な対人関係や満足な環境が得られないことがります。その根底に自身の依存心(依存体質)の強さが関わっている事が多くあります。本来の性格もありますが、そこを改善することや考え方を改める事で状況が好転して行きます。特に対人への過度な依存は相手への負担となり距離を置かれる場合もあります。だからと言って全く依存をするなと言う事ではありません。依存が過ぎていないかを絶えずチエックして関わって行く事です。ある程度の依存は親しさの証でもあります。人と関わりたい思いや愛情が強くても相手の気持ちを配慮出来なければ重荷となります。逆にそれが満たされないからと相手のせいにして、負の感情を向けて行くことは特に良くない事です。全てが自分の欲求の強さから生じています。人間関係が上手く行かない原因に依存心がないかをチエックしてみてください。ご自身の依存理由を良く理解して、過ぎることなく何事もほどほどに。具体的な改変方法は、人からして欲しい気持ちを抑え、逆に相手の負担にならない程度の、何かしてあげたいと言う思いを優先させた言動に努めれば、今後の人間関係は好転すると思います。